国旗に関する規定

ペリー提督の星の数31個の星条旗が、1945年の降伏文書調印式の際に裏返しに掲揚されていたこと、及び現在掲揚されているレプリカも裏返しになっていることに関し、それが正しい掲揚の仕方かどうかについて現在でも時折議論になることがあります。

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アメリカ合衆国で定められている国旗に関する規定の第一章4項には、各州の司法長官がそれぞれの州で星条旗の規約を定める権限があるとしています。1923年に制定されたアメリカ合衆国の国旗規定書は、第二次世界大戦中は法律となりましたが現在は基本的に単なるガイドラインです。アメリカ合衆国憲法修正第1条は、言論の自由を保障しましたが、一方で国旗に関する規定を強制執行することを禁じています。

アメリカ合衆国の国旗規定書には、縦横どちらの掲揚でも、敬意の表れとして青地に星の部分が常に左上にくるよう展示/掲揚されなければならないと記されています。そして、米軍の規約では、星条旗が制服に縫製される場合には、右肩・左肩共に青地の星部分が常に前方を向くように取り付けるよう定められています。その規約は、車輌、飛行機、船などにも適用されています。

2 軍服に星条旗のパッチを取り付ける際にには規約に例外がでてきます。陸軍の規則670-1によると、着用者が前進した際に星条旗が風に向かって前方よりたなびく事を考慮し、左肩・右肩いづれにおいても、青地の星部分が前方に向かうように取り付けられる事が義務付けられています。飛行機、電車、バス、船、自動車などに施されるグラフィック表示にも同様の規定が定められています。

しかしながら、グラフィック表示(塗布、転写、シール、制服のパッチなど)に対して実際の星条旗に関しては、第一章4項に従い縦横どちらの掲揚でも、敬意の表れとして青地に星の部分が常に左上にくるよう展示/掲揚されなければなりません。“ペリーの旗”はグラフィック表示ではなく実際の星条旗ですので、車輌などに適用される規定は当てはまりません。

降伏文書調印式の会場に現在も掲げられている31個の星があるペリー提督の星条旗は、規定とは反対に展示されていますが、1945年9月2日に裏返しにして掲げられていたものをそのまま再現しています。

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投稿者: senkanmissouri

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