2017年に起こったこと

2017年は何という年だった事でしょうか!戦艦ミズーリ記念館で今年起こった事を一緒に振り返ってみましょう。

リビング・ヒストリー・デイ:1944年に行われた進水式を記念して行われたリビング・ヒストリー・デイでは、カマアイナとミリタリーの方は入館料が無料となる他、バンドによる演奏や、艦長室ではマッカーサー元帥のプレゼンテーションが行われました。

上層構造部補修工事:2010年のドライドック以来となる大規模修繕プロジェクトは1月にスタートしました。戦艦ミズーリは長い年月をかけて紫外線の照射や雨風にさらされてきた為に、船体の塗料がはがれてそこから錆が発生している状態でした。3億円の費用を基に、25,000マンアワーをかけ、約17,000パウンド(7,711キログラム)の鋼を置き換え、700ガロン(2,650リットル)の塗料を使用して作業を行いました。後世に歴史を伝えるため、お客さまの観覧料は歴史的な戦艦の保存・維持に役立てられています。


ピクニック・オン・ザ・ピア
:6月を皮切りに8月まで夏恒例のピクニックイベントを開催しました。6月はロック&ロールの音楽バンド“The Fresh Preps”を迎えて行われました。7月の独立記念日には1,500名を超えるゲストに参加頂き、パールハーバーの夜空に花火が彩りました。8月には初の試みとなるサイレントディスコを艦尾で行い、2018年も引き続き開催予定です。
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海外
:秋には、広島平和記念資料館や大和ミュージアムなどを訪れ、日本との交流を深めました。また、戦艦ミズーリ保存協会で保管していた戦艦長門の軍艦旗を山本五十六記念館へ寄贈しました。この旗が、過去を忘れず、将来の平和の架け橋となる事を願います。そして、重光葵記念館では、第二次世界大戦終結を記念し、また日米の友好関係を深めるべく、歴史的展示物の交換並びに借用締結を行いました。
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USSインディアナポリス鑑賞会:8月、マイクロソフト共同創設者のポール・アレン氏と民間研究団体は、太平洋海面下18,000フィート(5.49キロメートル)に沈んだ戦艦インディアナポリスを発見しました。この発見により、米海軍史上最大の悲劇と言われた歴史に1つの終止符が打たれました。Sara Vladic 氏とMelanie Johnson氏が監督・制作した「USSインディアナポリス“レガシー”」は、実際にその恐ろしい体験をした元乗組員たちによって語られるドキュメンタリー映画です。戦艦ミズーリでは鑑賞会を行い、300人近いゲストにお越し頂きました。スペシャルゲストにはプロデューサーの他、USSインディアナポリスの生存者のJohn Woolston氏を迎え、鑑賞会の後には質疑応答を行いました。

 

 

第二次世界大戦終結記念式典:9月2日、1945年に行われた調印式と同じ時刻の午前9時2分に、第二次世界大戦終結72周年並びにガダルカナル島の戦いから75周年を記念し、アメリカ太平洋海兵隊指揮官David H. Berger中将をゲストスピーカーに迎え、戦艦ミズーリの艦尾ファンテイルで式典が行われました。式典は一般の来館者にも無料公開されました。

 

 

ベテランズ・デイ:11月には、退役軍人の方々に敬意を表し、ゲストスピーカーには、米空軍のColonel Kara A. Gormont氏、アリゾナ記念館を含む第二次世界大戦武勲記念史跡の責任者のJacqueline Ashwell氏、戦果ミズーリ保存協会の理事でもあるAlma Grocki海軍少将(退役)など、様々な世代の退役軍人の女性をお招きし、戦艦ミズーリの艦尾にてベテランズ・デイのサンセットセレモニーを行いました。

 

 

 

 

投稿者: senkanmissouri

歴史的な過去と現代の技術の共存する船、戦艦ミズーリは、訪れた人々に歴史の痕跡と真実を巡る機会を提供する記念館として一般公開されています。戦艦ミズーリ記念館は展示物、過去の記録、ツアーなどを通じて、皆さまに艦上での生活について詳しく学んでいただけます。現在公開されている戦艦上の多くの部分は、ミズーリ号が就役していた当時の状況をほぼ忠実に再現しています。当時の戦艦内の設備や生活の様子などをご自身の目で確かめに、ぜひご来館ください。

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