伝説の勇壮な艦船たち

-菅野泰紀鉛筆画の世界-

戦艦ミズーリ BB-63

日本の有名なアーティスト菅野泰紀氏による第二次世界大戦に関連した作品を展示した「伝説の勇壮な艦船たち- 菅野泰紀鉛筆画の世界」が戦艦ミズーリ記念館で開催開始しました。

菅野氏は、祖国を守るため命をかけて戦った先人たちに敬意を表して約10年にわたり鉛筆画を制作しています。最初の展示では第二次世界大戦時の日米艦船12点とそれらにまつわる日米ベテランの紹介文を展示しています。緻密に描かれた艦船画を展示するだけではなくこれらの歴史的艦船に勇敢に乗艦した元乗組員たちにも焦点を当てた展示となっています。

“これは単なる展示ではなく第二次世界大戦時に艦船や航空機を建造、操作した先人たちへと敬意を表したものであり、日本とハワイの強い絆を表すものであります。”と戦艦ミズーリ保存協会会長兼最高経営責任者マイク・カーは言います。“菅野泰紀氏の16点もの力強い作品を展示出来る事は、当館の歩む歴史において重要な出来事であると考えます。”

菅野氏制作の合計16点の作品は戦艦ミズーリ記念館の新たなコレクションとして2023年1月までローテションで展示されます。菅野氏とミズーリは共にこの展示を通じて先人たちが歩んだ戦争の歴史を次世代の人々が改めて顧みる機会になればと願っています。

菅野泰紀氏

鉛筆艦船画家として約10年にわたり活動する菅野泰紀氏は、作家活動の目的を絵画奉納による慰霊顕彰と定め、主に大日本帝国海軍の艦船や航空機を鉛筆で描き、艦内神社(航海の安全と武運長久の為に艦内に祀られた神棚)の分霊元神社や関連施設に奉納・寄贈を続けています。先の大戦後の混乱の中、顧みられる機会を失ってしまった神社と海軍をつなぐ所縁を、絵の力で後世へ繋いでいく―この使命感の中から生み出される菅野泰紀渾身の鉛筆画は、繊細かつ精緻でありながら、臨場感と躍動感にあふれています。今や、菅野氏の魅力あふれる鉛筆画は、国内外の人々の心をつかみ、先人たちが歩んだ戦争の歴史を再考するきっかけを多くの人々に与え続けています。

ここで、戦艦ミズーリ記念館のフランク・クレイ学芸員と共に展示開催までの過程を写真で少しご紹介します。

ローテーション最初の展示用に日米艦船12点のレイアウトを決めるフランク学芸員。(戦艦大和、戦艦ミズーリ2点、戦艦武蔵、戦艦メリーランド、航空母艦赤城、戦艦アリゾナ、戦艦長門、航空母艦サラトガ、重巡洋艦インディアナポリス、戦艦伊勢、戦艦金剛)
菅野氏の作品を開封するフランク学芸員。
作品の艦船に乗艦した日米ベテランの調査、展示ラベルを作るフランク学芸員。

戦艦ミズーリ埠頭のギフトショップでは一部作品のコピーを限定販売しております。
菅野氏に関する情報はこちらのSNSよりご覧ください。

投稿者: senkanmissouri

歴史的な過去と現代の技術の共存する船、戦艦ミズーリは、訪れた人々に歴史の痕跡と真実を巡る機会を提供する記念館として一般公開されています。戦艦ミズーリ記念館は展示物、過去の記録、ツアーなどを通じて、皆さまに艦上での生活について詳しく学んでいただけます。現在公開されている戦艦上の多くの部分は、ミズーリ号が就役していた当時の状況をほぼ忠実に再現しています。当時の戦艦内の設備や生活の様子などをご自身の目で確かめに、ぜひご来館ください。

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