2022年を振り返って

2022年はコロナ前のように通常通り開館して対面式のイベントを行う事が出来た素晴らしい年となりました。ここで昨年を振り返ってみたいと思います。

ハナラニ・スクール

戦艦ミズーリでは軍務にあたった人々に敬意を表して、STEM教育とアートを合わせたプログラムをハナラニスクールズの生徒と共に行いました。こちらの絵は、戦艦ミズーリの艦上で平和が取り戻され、手を取り合い日米の和解が生まれた事を表しています。また、戦艦ミズーリが埠頭に係留されている様子は、戦争が終わった事を象徴しています。戦艦ミズーリ地下一階セカンドデッキにあるクラスルームの外の壁に飾ってありますのでご来館の際はぜひご覧ください。

ボランティア月間

4月の全米ボランティア月間は、修復・維持作業、清掃作業に貢献頂いたボランティアの方々の功労に改めて感謝をする機会となりました。2021年のコロナ禍の中、2953名のボランティアの方々が合わせて約8，265時間をかけてミズーリの保存・維持に注力くださいました。また、戦艦ミズーリ保存協会では毎年年始にボランティアの方を表彰するイベントを行っています。

スタンド・ザ・ウォッチ – Brandon Davis氏のミュージックビデオ

5月には、カントリーミュージック界の新星、Brandon Davis氏の新曲「スタンド・ザ・ウォッチ」のミュージックビデオが戦艦ミズーリを舞台に撮影され、世界中の多くのファンを魅了しています。

ビデオはこちらからご覧いただけます。

新しい企画展示：伝説の勇壮な艦船たち

日本の有名なアーティスト菅野泰紀氏による第二次世界大戦に関連した作品を展示した「伝説の勇壮な艦船たち- 菅野泰紀鉛筆画の世界」が戦艦ミズーリ記念館で5月後半より開催開始しました。

菅野氏は、祖国を守るため命をかけて戦った先人たちに敬意を表して約10年にわたり鉛筆画を制作しています。最初の展示では第二次世界大戦時の日米艦船12点とそれらにまつわる日米ベテランの紹介文を展示しました。緻密に描かれた艦船画を展示するだけではなくこれらの歴史的艦船に勇敢に乗艦した元乗組員たちにも焦点を当てた展示となっています。

自由のための犠牲

7月、戦艦ミズーリ記念館は「自由のために犠牲となった静かなる英雄たち2022」に協賛しました。こちらのプログラムでは、ハワイを含むアメリカ、グアム、シンガポールから参加する16名の生徒と先生がハワイにおける第二次世界大戦の歴史を学び、マイティ・モーの宿泊プログラムにも参加頂きました。

第二次世界大戦終結記念式典

9月にはミッドウェー海戦80周年をテーマに第二次世界大戦終結77周年式典が戦艦ミズーリの艦尾ファンテイルで行われ、世界に平和を取り戻すために尊い犠牲となった方々を追悼しました。

第二次世界大戦終結記念式典の写真はこちらからご覧ください。

Historic Naval Ships Association

9月にはHistoric Naval Ships Associationの年に一度の会議を戦艦ミズーリ記念館がホストとなり開催し、様々な船の記念館のスタッフが一同に集まりました。この大きな会議のために入念な計画と準備を行いました。そして、当館スタッフのレス・ランカスターとニール・ヤマモトが栄誉ある賞を受賞しました。

ベテランズデイ

陸軍名誉勲章制定160周年を記念し、また、第442連隊の英雄であったダニエル・ケン・イノウエ氏の功績を称え、11月11日、退役軍人の方々に敬意を表しベテランズ・デイのセレモニーが行われました。南北戦争から今日まで、3,500以上の「戦闘においてその義務を超えた勇敢な行為をし、若しくは自己犠牲を示した」米軍人の方々に名誉勲章が授与されました。